おウチのこと 子育て

言葉の発達が遅かった息子のお話。

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現在9歳になる息子。

我が家にとって初めての子どもだったため、まさに手探りの状態で子育てをしてきた感覚があります。今でこそ皆勤賞を取るほど元気に過ごしている息子ですが、小さい頃は2度の入院・また喘息持ちと体も弱く心配は尽きませんでした。

しかし、私にとって一番の心配事は「言葉の発達」。息子はなかなか言葉が出てこなかったのです。

 

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言葉が遅い

言葉の発達は男の子の場合、多少遅い場合があるとは育児書など知っていました。また、一人っ子のためそれも要因しているだろうことも理解していました。

しかし、児童館などで同じ月例のお子さんが「ワンワン」「ニャンニャン」などの言葉を発しているのに、息子は皆無。初めはその内話すだろう…焦らなくても大丈夫。と言い聞かせていたのですが、3歳の幼稚園入学時になっても何となく言葉が遅い。。。

ただ市で実施している健診では特に問題は指摘されず、指差しが出来るため様子見との判断をいただいていました。

 

言葉が遅くて3年保育をあきらめる。

3歳の幼稚園入園時期になっても、なかなか言葉が出てこない息子。

周りのお子さんはだいぶお話が出来ているのに、息子は単語を繋ぎ合わせて話す感じ。意思疎通は出来ていたので、特に何かが困るという事はなかったのですが、この状態で幼稚園に入園させるのはすこし難しいかな…と判断して3年保育は見送りました。

 

小児科の先生から衝撃発言。

そんなある日、息子が風邪をひき小児科へ。

たまに行く程度の小児科だったのですが、そこの先生に衝撃な一言を言われました。息子が診察室へ入ったとき、先生が「こんにちは」と声をかけてくださったのですが、息子が「こん・・・ち・わ」と不明瞭な発音でお返事をしたことに対して、いきなり「言葉の発達が気になりますね、私の知りあいに言葉専門の先生がいるので紹介しましょうか?」と言われたのです。

その時の衝撃は今でも忘れません。頭をガーンっと打たれたような衝撃。今まで、自分では気になっていたけれど他の人から指摘されたことはなく、しかも病院の先生から指摘されたことですごくショックを受けました。

 

市の相談窓口へ電話する。

以前より言葉の発達の支援センターについて知っていたので、その日のうちに市の相談窓口へ電話をしました。支援センターに通いたくても定員がいっぱいで何か月も待つことがある…と聞いたことがあるので、急いで電話をした記憶があります。

そこで先生から言われたこと、支援センターについて知りたい旨を伝えました。そうすると、臨床心理士さんとの面会が出来るとの事で面会予約をしました。

 

臨床心理士さんの言葉もつらかった。

それから何日後、主人と3人で臨床心理士さんとの面会へ。臨床心理士さんとの面会では

  • カードで指差し確認
  • 積み木を言われた通り組み立てる
  • 表情のカードで喜怒哀楽が分かるか

などの検査をしました。

結果、臨床心理士さんの判断は私をさらに苦しめる言葉でした。

「息子さんは、生きにくい」と感じている。言葉が思い通り出てこないので、自分の意志を伝えられず辛いだろう。例えて言うなら「暗闇のトンネルにいる感じ」に似た感覚で生きているのではないか。また、3歳にしては落ち着きがないーなど。

そして今の段階では発達障害はグレーゾーンですね。との言葉。

その日の夜は、疲労と言われた言葉に私自身がショックを受けてしまい、顔中に蕁麻疹ができてしまいました。

 

市の発達支援センターへ通い始める。

そんなことが続き、息子は支援センターへ通うことが決定。

同じように言葉の発達が遅いお子さんやその他の発達障害のお子さんと共に、遊びを通して発達を促すプログラムを受けることになりました。

 

初めのうちは母子同伴で週1通い、慣れてきたら週2。少しずつ母子分離をしていき、週1は息子一人で通園を繰り返し、4~5ヶ月たった頃には子ども一人で通うようになりました。

 

息子が通っていたセンターの特徴は以下の通り。

  • 6人ほどの少人数制クラス。
  • 先生は3人。

~授業内容~

  • 歌をうたう。
  • リトミック。
  • 体操。
  • 楽器を奏でる。
  • お絵描き。
  • プール。
  • 外遊び。

などなどでした。一見普通の幼稚園と変わらないですが、プロの先生たちが見てくださっているので何かが違うんだろうと思います。

 

年中より幼稚園へ

支援センターに通い始めて1年。

1年前よりだいぶお話が出来るようになったのですが、周りのお子さんに比べると全くと言って違いました。しかし、2年保育を逃すともう幼稚園の入園は難しいと判断し、とりあえず入園試験を受けることに。

先生の面接にちゃんとお返事が出来るか心配でしたが、名前と年齢を言えればOKだったのでどうにか合格しました。それにより支援センターは卒園・幼稚園へと移行しました。

 

幼稚園では特に問題がなく。

幼稚園に入園した際は、行きたくないを連発していましたがどうにか通っていました。

先生には言葉の発達が遅いことは伝えていましたが、特に問題が生じるほどのことは起きていないと報告を受けていました。しかし、言葉が上手に出てこないため引っ込み思案で、お友達もあまりおらず教室の隅にいるような幼稚園生活を過ごしていたようです。

言葉が遅くても幼稚園に入れてしまえば、同じ年ごろの子どもに感化され言葉が出てくるようになる…という意見もありますが、息子に関してはあまり影響はなかった感じです。

4歳ころの言葉の発達は3歳レベル・・といった感じで、だいたい1年遅れている印象を受けました。また昔から単語を繋ぎ合わせて話す感じで、幼稚園に入っても自然な話し方が出来ませんでした。

例えて言うなら「ママ~あそこに行こうよ~」と言うのを「ママ、あそこ、行きたい」ーこんな感じの話し方。機械的な話し方でした。

 

小学校入学

劇的な言葉の発達は見られませんでしたが、1年遅れがだんだんと半年遅れくらいかな・・・と思えるレベルに追い付いてきた息子。

小学校も無事入学。初めの半年は学校まで送っていましたが、だんだんと慣れて幼稚園時代より楽しく学校生活を過ごしている様子。ホッと安心していたのですが、ある時担任の先生との個人面談でまたもや落ち込むことが。

4月の初めころ、担任の先生には息子が発達支援センターに通っていたこと・今だ言葉が少し遅い・わかりずらい話し方をするなどとお伝えしていました。

そのことがあったからだと思うのですが、夏休み明けの先生との個人面談で、息子がみんなの前で発表する時、不明瞭な発音で話したためクラスメイトが聞き取れず、息子が多少パニックになったと聞かされました。

やっと言葉のことは落ち着いたかな…と思っていた矢先だったので、正直「またかぁ・・やっぱりだめなの?」と心がズーンと、小児科の先生に言われた時の感覚が再度到来してきました。

 

言葉発達リハビリ課へ通う。

学校では「言葉に心配のある子ども向けプログラム」と言った内容のお知らせプリントが入学時配られていました。主人と相談して、改めて担任の先生に相談することに。

連絡帳にプログラムの参加を希望したほうがいいかと書いたところ、その日の内にお電話をいただき以下の提案を受けました。

 

通常授業を欠席して特別プログラム授業に出る。

メリット

  • 同じような子どもとクラスを組むので安心して授業を受けることができる。
  • 発達に応じた授業・訓練が受けられる。

デメリット

  • 他の学校で実施しているため、午前中は特別校・午後は戻ってくるなどの手間がかかる。しかし遅刻・早退扱いにはならない。
  • クラスメイトが不思議に思う可能性がある。

 

病院の発達リハビリ課へ通う。

メリット

  • 専門の先生・臨床心理士さんに診てもらえる。

デメリット

  • 学校の時間中に診察時間が重なる場合がある。その場合は早退・遅刻扱いになる。
  • 実費の可能性もある。

 

以上の2つの選択肢があったのですが、主人と相談した結果リハビリ課へ通うことにしました。それは

  • 授業を抜け出して他の学校へ行くことへの抵抗感。
  • 息子がお友達に聞かれたりしてストレスを感じる可能性。

を危惧しての判断でした。

 

診察時間が授業に重なったら早退・欠席扱いなるけれど、お友達には病院に行っていると先生が伝えてくれるとの事でそちらの方が息子にとっていいかなとも思いました。

 

1年間通った リハビリ課。

病院へは自分で電話をして、手続きをしました。私が住んでいる市では2つの病院が実施していたので両方電話をかけて、詳細を聞きました。

その結果

  • 放課後の時間帯に診察時間がある。
  • 毎月1回 小児科の先生に診断してもらえばリハビリ代は無料になる。

との条件がよい病院が見つかりました。早速診察の予約・面談を入れリハビリ課に通うことが決定。

 

市の臨床心理士さんの面談では「1年とは言えないけど、それに近い言葉の遅れがある印象」と言われました。

しかし驚いた事に「舌小帯短縮症」について指摘されたのです。

舌小帯短縮症とは?

舌の裏側についているヒダ(ひも状になっている場合もあります)のことをいいます。このヒダが生まれつき短かったり、ヒダが舌の先端に近いところについていることがあり、このような状態を舌小帯短縮症といいます。舌を前に突き出すと、舌の先端にくびれができ、ハート型の舌になります。

引用:昭和大学歯科病院 口腔リハビリテーション科

息子の舌にヒダがあり、そのヒダが舌を引っ張っているので舌を前に突き出すとハートの形になっているというのです。確かに言われてみれば、ハートの形になっているような。

今まで全く気付かなかったので、病院で診てもらって良かったと感じた瞬間でした。

 

舌小帯短縮症用のトレーニングプログラムを始める。

それからというものは週1、放課後に病院へ行って1時間ほどのトレーニングを始めました。

 

プログラム内容としては

  • 発音の練習…「あ~ん」まで色々な言葉を繋ぎ合わせて練習する。あああ、ああいい,うおうあ・・・など。
  • 舌の動かし方の練習…舌を出したり引っ込めたり、出したまま止めたりして舌の筋力を鍛える。
  • 読み書きの練習…カタカナを書いたり読んだりする。ギャ・ギュ・ギョなど。
  • 文字の認識…じゃ・ジャなど濁点の付いた言葉を見せ、パッと読めるようにトレーニング。

こんな感じのものをしました。

また家でも舌を出したまま数秒止める・舌を上にする下にするなどの運動をさせました。

 

現在の様子。

1年間通い、臨床心理士さんから「もう大丈夫」との診察を受け終了しました。

現在では私自身も心配だなと思う要素はありません。話し方もだいぶ自然な話し言葉になって、違和感もなくなりました。息子の言葉の遅れの原因は一体何だったのか?それは今だに分かりません。

  • 一人っ子だから。
  • 男の子だから。
  • 内気だから。
  • 性格。

色々考えましたが、すべてが重なり合って遅くなったのかも。幼少時は発達障害・自閉症・アスペルガーなどを心配したこともありました。

ただ意思疎通は出来ていたこと・指差しが出来ていたことでグレーゾーンと思ってもいました。3歳頃からずっと「言葉の遅れ」に悩み翻弄された子育てだったような気がします。

今思えば、もっとおおらかな気持ちで子育て出来たら良かったと後悔することも。でもあの時は本当に必死。どうしよう…どうしよう…と心配ばかりしていたような気がします。

息子の言葉を聞いて一喜一憂・他の人の言葉を聞いて一喜一憂。今でも色々心配事はありますが、あのころに比べれば本当に楽になったなぁ~と感じています。

今現在、お子さんの言葉について悩んでいる親御さんがいらっしゃったら、是非色々な機関などに相談してみるといいと思います。わが子も紆余曲折ありましたが、今現在違和感のない話し方を出来るようになったのは支援センター・リハビリ課に通ったおかげかなと思っています。

私の場合、初めの臨床心理士さんの言葉は傷つく言葉でしたが、今から思えば「30分くらいの短時間の面接で生きにくいなんて言う臨床心理士さんはおかしい」と思ってます(笑)

あの頃は蕁麻疹が出来るほど傷つきましたが、今では笑い話。人の言う事を聞く姿勢は大事だと思いますが必要以上に気にしすぎることもないーと私自身学びました。

 

これからもまだまだ手がかかる時期が来ると思いますが、今度こそおおらかな気持ちで向き合っていきたいと思っています。

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